【豆知識】ドコを測った? 地球1周「4万km」のキリが良すぎる訳

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「地球は1周4万km」というのは周知の事実ですが、ではなぜ「4万km」という切りのいい数字なのでしょうか? そんな素朴な疑問に答えてくださるのは、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さん。とても馴染み深いメートル法の知られざる秘密が紹介されています。

地球の1周4万km

先日のメルマガの中で、さらっと「地球の1周は約4万km」と書きました。地球は人類が直接触れることのできるもののなかで最大の「物質」と言えます。その円周が約4万kmとはやけに切りがいいですね。

正確には、地球は球形ではなくやや極方向に潰れているので

  • 赤道方向での周囲 約4万77km
  • 極方向での周囲  約4万9km

となっています。少し細かく見ても誤差程度。これはなぜかというと…。

そもそも「m(メートル)」という単位が、地球の周囲の長さを基準に作られた単位だったからです。18世紀の終わり頃のことです。それまでは各国で長さの単位は異なっていました。

しかし、世界は大航海時代を経て、物理的、時間的な距離感は縮まりました。長さの単位がまちまちでは不便になってきました。そこで統一した規格を作ろう…ということになり、さまざま議論を経て

  • 地球の子午線の長さを4,000万分の1にしたもの

としようということになりました。

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