パパっと作れて美味い時短料理を数多く紹介してくださる無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者で現役板前のgatugatu佐藤さん。今回の超時短オススメ料理「イカのバターしょう油炒め」は、疲れて帰ってきた後の美味しいお酒のあてにぴったりだそうですよ。もちろん、ごはんのお供にも!
超時短! イカのバターしょう油炒め
gatugatu佐藤です。今回は、「クセになるイカ料理」を伝授します。イカは、加熱しすぎると固くなる性質があります。これは、肉類などのたんぱく質と質が違うからだそうです(大根といっしょに焚くとある程度軟らかくはなりますが……)。
そして、イカは貝の仲間。加熱しすぎてゴムのように固くなったアサリを思い出して頂くと分かる通り、あの固さになるわけです。ただ、長時間加熱し続ければ軟らかくなります。なので、軟らかく食べたいのなら、数分の短時間加熱か、数時間の長時間加熱のどちらかになります。どちらも、軟らかいのですがちょっと食感が違います。短時間加熱ならコリコリした、若干噛み応えのある軟らか感。長時間加熱は、噛み応えがなく、すぐに噛み切れる軟らかい食感です。
これは、好みだと思うのですが、私のおすすめは、コリコリした、少し噛み応えのある軟らか食感になる短時間加熱。短時間調理なので、イカの風味も損なわず、イカらしい味を楽しめると思うからです。長時間加熱で作るイカの煮物も美味しいとは思うのですが、なんとなく「イカ感」が減ってますし、噛み応えのない軟らかさがどうも不自然な感じがするからです。
なので、おすすめ料理はこれ、「イカのバターしょう油炒め」。イカと玉ねぎをフライパンでササっと炒めて、バターとしょう油を少々ぶち込んで絡めるだけ。ほんの5分程度の超! 時短料理。スーパーの鮮魚コーナーに捌いたするめイカがあれば、すぐに作れます。少しコリコリっとしてイカの旨味を強く感じられる料理です。噛めば噛むほど、口に「イカイカ感」が広がり、呑み込んでもすぐまた口にほお張りたくなります。まさに「クセになる味」。私は、たまにこの「イカイカ感」が味わいたくて、「イカのバターしょう油炒め」を作って食べるのですが、何度食っても旨いですね。
最近は痛風の再発が怖くて、ノンアルコールビールオンリーなのですが、「イカバタしょう油」をアテに食べれば酔っ払った感じになってきます。酒のあてに最高のレシピをすぐにご覧下さい。
レシピ
【材料】
するめイカ……1パイ分(150g)
(捌いてカットしてあるイカ)
新玉ねぎ……1/2個(80g)
塩、コショウ……少々
刻みネギ……少々
バター(有塩)……5g
(できれば無添加のものでマーガリンは避けて頂きたい……)
オリーブオイル……小さじ1/2杯
濃口しょう油……極少量
1.イカは水気をキッチンペーパーなどで拭き取っおきます。
新玉ねぎは、天地(上と下部分)を切り落として、皮を剥いて洗い、繊維に沿って5mm幅のスライスにします。
2.フライパン(小)を強火にかけ30秒熱し、オリーブオイルを入れて全体に広げます。
3.イカをぶち込んで、玉ねぎも入れます。
4.ちょっと火を弱めて(強火と中火の間くらい)菜箸で、混ぜながら炒めます。
5.玉ねぎをかじってみて、少し軟らかく(歯応えがあるくらい)なっていれば塩、コショウをふります。
塩は入れすぎないようにして下さい、有塩のバターを入れるので塩は控えめで。塩、コショウしたらさらに混ぜて……
6.すぐにバターを投入!火を弱めます(弱火)
7.フライパンの底にでバターを溶かします。溶けたらバターが全体に絡むように混ぜます。
8.火を止め、最後に濃口しょう油をちょろちょろっと全体にかけます。
濃口しょう油を全体に絡めて出来上がり!
9.器に盛り、刻みネギをぶちまけて完成です!
鮮魚コーナーで捌いたするめイカを見つけたら玉ねぎと共に買い物カゴに追加して、作ってみて下さい!