LA発、真っ黒すぎる“炭味”ソフトクリームが瞬く間にトレンドに

2017.06.09
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夏に食べたくなる定番スイーツと言えば、「ソフトクリーム」ですよね。街角で見つけたら、ついつい手が伸びてしまうという人も多いのではないでしょうか。子どもからお年寄りまで、日本でも昔から慣れ親しんだこのスイーツですが、アメリカでは新たなフレーバーが生まれたようです。その風味付けは、なんと「活性炭」。見た目も真っ黒な「炭スイーツ」、一体どのような味なのでしょうか?

カラフルに飽きたら次はコレ?!なんとも斬新な「炭」ソフトクリーム

これがLAで流行中に炭アイス!Image by: Little Damage Ice Cream

アメリカ発のスイーツと言えば、何と言ってもその見た目の派手さが際立ちますよね。

これまでにも、レインボーベーグルや、まるで宇宙を模したかのようなカラフルカップケーキなど、様々なド派手スイーツを取り上げてきました。

そこに今回登場したのが、この「炭ソフトクリーム」。

見た目はまさに「炭色」、コーンまで真っ黒。まずその斬新なビジュアルに目を奪われますが、どうしても味の想像がつかないのは、きっと私だけではないはず。

なんとも食欲が戸惑いを覚えるスイーツ、ご紹介します。

上から下までオールブラックのソフトクリーム

 

その名も「ユニコーンの涙」

 

こんなコントラストもお目見え

この真っ黒なソフトクリームを生み出したのは、ロサンゼルスにあるソフトクリーム専門店「Little Damage」。

家族で経営しているこのお店は、まだ今年の2月にオープンしたばかり。

炭ソフトクリーム(現地では「ゴス・アイスクリーム」と呼ばれているそう)の他にも、さまざまな個性派フレーバーで瞬く間に人気に火がついたお店です。

お店の人に伺ったところ、炭をソフトクリームのフレーバーにしようと思ったきっかけは、活性炭が持つ健康効果をより多くの人々に知ってもらいたかったというオーナーの強い想いがあったからなのだそう。

とは言え、その見た目から食欲をそそらせるのは至難の技なため、見て楽しいだけではなく、食べても美味しいソフトクリームができるまで、何度も試行錯誤を繰り返したと言います。

特に苦労したのは炭の配合で、多すぎると炭の味が強すぎてソフトクリーム本来の風味を邪魔してしまうので、研究に研究を重ね、ようやく炭の黄金比率を見つけ出したのだそうです。

肝心な味はというと、見た目に反して炭の味は割と控えめなので、誰にでも抵抗なく食べられるフレーバーに仕上がっているとのこと。また、今後はより個性派のソフトクリームのフレーバーを開発して、人々を驚かせたいと語ります。

Instagramをはじめとする昨今のSNSブームも手伝って、以前に比べてこういったインパクトのある食品が世界的に人々から受け入れられやすくなっているのかもしれません。味での勝負はひとまず置いておいて、まずは見た目で人々の注目を引きつけることが肝心ということでしょうか。

れも単純に「美味しそう!」と食欲をそそるものではなく、「これは絶対写真に撮ってシェアしたい!」という意欲を駆り立てるものでなければいけないため、いかに個性的でインパクトのあるものを生み出すか、生産者側の苦労が伺えます。アメリカほどはド派手なスイーツが流行らない日本でも、健康効果も望めるというこの真っ黒スイーツなら、案外受け入られるのでしょうか

Little Damage Ice Cream 公式サイト

Image by: Little Damage Ice Cream

取材・文/貞賀 三奈美

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