(2)日本史上もっともグローバル化
ジェトロさんと言えば、4月にジェトロさん主催の会員向け勉強会で講師をした背景もあり、ちょくちょくジェトロの職員さんとお話しをする機会がある。
ちょうど、最近もお会いする機会があったので、日系企業の米国事業展開の状況について話題になることもある。
多くの日本の報道でも指摘されているように、日本国内の人口減少から海外に出ていないほうがヤバい、と認識する企業が多く、その支援をどうやっていけるか争点になっているのだとか。
実際、どのくらい、海外に事業展開する日系企業が増えているかというと、実は史上最多という調査発表が出ている。
5月31日付の日本の外務省による「海外在留邦人数調査統計」で、2016年10月時点での海外在住邦人数と日系企業数をとりまとめている。
具体的には、海外進出している日系企業数は、対前年同期比で1.0%増となる7万1820拠点で過去最多を記録。
国別では、1位が中国の3万2313拠点。
ただし、前年より3.2%減少している。
2位はアメリカで8422拠点。
7.3%増加。次いでインドの4590拠点で6.4%増加した。
海外滞在3カ月以上の邦人総数も増加しており、対前年同期比1.6%増の133万8477人と、こちらも過去最多を更新した。
国別でみると1位はアメリカで42万1665人(同0.5%増)、2位は中国の12万8111人(2.3%減)、次いで、オーストラリアの9万2637人(3.9%増)。
(ご参考)
なにやら知らないうちに、日本が歴史上もっともグローバル化していることにちょっとビックリ。
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