弁護士がそっと教える、勉強を継続させるための「ヘンな習慣」

 

思い出してみると、私は司法試験の勉強も同じような方法で行っていました。勉強も、毎日分厚い本を開き、読み始める際にハードルがあります。気持ちが乗らず「ちょっとテレビをみよう」とか、「漫画を読もう」とか、ずるずると無駄な時間を過ごしてしまうものです。

そこで私は、夜寝る際に、片付けず、その日に勉強が進んだところで、本を開いたまま寝るという方法を考えました。また、ノートも途中まで取った状態で開いておき、筆記用具も机の上に置いておきます。そうすると、次の日、机に座るだけで勉強を始める体勢となり、ハードルが下がります。

また、起きる時間に勉強のテープをセットしておき、起きた瞬間から、すでに勉強を始めている、という精神状態を作るようにしました。

人間はそもそも意志が弱いもの。しかし、それと同時に、習慣化した動作は、いったんやり始めれば、最後までやり遂げられる強さも持っています。皆さんも、「今回こそは挫折したくない」という行動があるのなら、「0から1への低いハードルを意識的に設定してみてください。

「人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ」 (アリストテレス)

今回は、ここまでです。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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