日本の企業が見落としがちな、従業員に対する「マーケティング」

 

人材を「機能」や「消耗品」として規定するとき「機能戦士」がくり出すべき「の編み出しと磨きをかけることは勝つための要件です。細かく「行動規範」として規定され、上司・先輩の指導の下にロール・プレイング(役割演技)が行われ、より高い「成果」が実現されます。特化した高収益が望める「市場」で勝利するには、「機能」を最高レベルに保つことが有効な戦略になるようです。

「機能」と規定して人材を活用する場合は、「高水準の報酬」と「マニュアル」があることが、体育会系の人材にとって「勝つという欲求が満たされる」ことでもあり有効なインセンティブ(誘因)になります。

ただ、この従業員への「マーケティング」展開が有効なのは「競争が起こらない」「クリエイティビティ(創造性に富む)を求めれることが少ない」「高度な知識が競争の源泉でない」といった要件の「市場」でなければ、その「効果」は発揮しにくいでしょう。

一般的に「金銭的な動機づけ」は「活動を引き起こさせる」起爆剤になりますが、創造性や革新を引き起こす「やる気を引き起こすことはありません。しかし「やる気」を引き起こす価値観にかかわる「動機付け要因」に「金銭的な動機づけ」が補償される時には、より「強化」されたものになるのは確かなようです。

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戦略経営のためには、各業務部門のシステム化が必要です。またその各部門のシステムを、ミッションの実現のために有機的に結合させていかなければなりません。それと同時に正しい戦略経営の知識と知恵を身につけなければなりません。ここでは、よもやま話として基本的なマネジメントの話も併せて紹介します。

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【著者】 浅井良一 【発行周期】 ほぼ週刊

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