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『君の膵臓をたべたい』浜辺美波インタビュー「タイトルの本当の意味を知ると泣けます」

実写版「あの花」のめんま役がかわいるぎると反響を呼んだ17歳の女優・浜辺美波が、7月28日(金)から公開される映画『君の膵臓をたべたい』に出演します。透き通るような存在感と癒やしのボイスで、映画界のニューヒロインとして活躍が期待される若手女優をMAG2 NEWSが直撃取材してきました。

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予告編だけで泣けると大反響。住野よる原作、本屋大賞第2位の大ヒット小説が映画化

『君の膵臓をたべたい』。

まるでホラー映画のようなセンセーショナルなタイトルですが、その中身は想像もできないほどピュアで美しい物語。決して「お涙頂戴」ではないものの、タイトルに隠された本当の意味がわかった時、誰もが泣けると口コミで話題に。その評判から、検索大賞2016小説部門賞や2016年本屋大賞2位など、瞬く間にベストセラーになった小説が、ついに映画化されました。

物語は膵臓(すいぞう)の病を患う女子高校生・山内桜良と、その病気を唯一知ることになったクラスメイトの「僕」の交流を描いた、儚くも美しいストーリー。

『世界の中心で、愛をさけぶ』にも通じる高校生の病と恋愛を描き、予告編だけでも「号泣する」と早くも反響を呼んでいる本作ですが、そのヒロインを演じているのが17歳の女優、浜辺美波。2011年に東宝シンデレラオーディションで「ニュージェネレーション賞」を受賞し、2015年にNHK朝のテレビ小説「まれ」に出演。そして、実写ドラマ版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でヒロイン・めんまを鮮烈に演じ、一躍名前を知られました。

本作では、重い病を患いながらもそれを表に出すこともなく、明るく屈託のない女子高校生役に挑戦。「自分の同級生にもこんな子がいたら」と男子諸君の妄想をかきたてる、魅力的なキャラクターを演じきっています。それにしても一度聞くだけで心に染み入る癒やしのボイスと、透明感あふれる抜群の演技力。この先、彼女の代表作として語られるであろう、この『君の膵臓をたべたい』について、撮影の苦労話を聞いてきました。

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「あの花」のめんま役・浜辺美波が、重い病を患う高校生役に挑戦

──原作を読まれた感想を教えてください。

浜辺美波:内容を存じ上げていなかったんですけど、読ませていただいてすごく素敵な言葉が多かったです。桜良(さくら)という子がすごく好きになって、出演させてもらえることを本当に嬉しく感じました。

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──「君の膵臓をたべたい」というタイトルを聞いたときの印象は?

浜辺美波:一体どんな話なんだろう?って思いました。ホラーだとは感じなかったんですけど、どういう話なのかまったくわからなくて、お話のテイストも見えてこなかったです。でも、タイトルに込められた思いを知って衝撃を受けましたが、その意味が素敵だなと思いました。映画を観る方も、その意味を知った時に自然と涙すると思います。

──浜辺さんが演じる桜良についてどんな印象を持ちましたか? 

浜辺美波:桜良は、みんなにすごく愛されている女の子です。私も原作を読んで、とても眩しくて憧れの女の子に見えました。とにかく笑顔が印象的な女の子なので、私なりに精一杯表現したいと思いました。

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──桜良は〝僕〟と接している時は、ある意味元気を装っていて演じていますよね。 

浜辺美波:桜良は人に心配をかけないように笑う子なんですよね。そこが桜良のいいところなので、私は思いをこめて笑顔で笑うことを意識しました。

──この役を演じる上で難しかったところは?

浜辺美波:〝僕〟と図書館で会話をするシーンがたくさんありましたが、そこのテンポ感が難しかったです。桜良のパパっと切り返して、面白おかしくだったり、コミカルにやりとりするテンポ感がなかなかつかめなくて、大変でした。リハーサルもやらせていただいたし、本番もかなりのテイクを重ねましたが、監督とお話をさせていただいて、少しずつ掴んでいくことができました。

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──桜良のテンションまで持っていくのが大変でした?

浜辺美波:私は普段は低いほうなので(笑)、テンションを上げるのが大変でした。さらにテンポ感を掴んでいくのが難しかったです。

──具体的に桜良に共感するところ、逆にここは絶対違うというところを教えてください。

浜辺美波:私と桜良が違うと感じることは多かったです。桜良は太陽みたいに明るくて、人との間の壁をぶちやぶって距離を近づけていく女の子です。私は質問することすらためらってしまうので、良い意味で人の懐にぐいぐい入っていく強さがすごいと思います。でも、食べ物でテンションが上がるところは近いかも(笑)。桜良がラーメンではしゃいでしまうシーンがあるんですけど、ここは素に近いと思います(笑)。

──桜良が〝僕〟を連れて博多に旅するシーンですね。

浜辺美波:博多のシーンは、桜良として楽しみながら精一杯笑えていたと思うので個人的に好きなんです。たくさんご飯を食べさせてもらえて、全部がおいしくて。ただ膵臓に病を患っている役なので、太っているわけにはいかなかったので、ちょっとずつご飯を抑えていたんですけど、撮影のときに食べさせていただいて感動していました。

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──桜良は日記をつけていますが、浜辺さんは日記を書いたことはありますか?

浜辺美波:私は普段日記は書いていないです。続かないんです(笑)。撮影のときは、桜良がつけているので、自分もつけようとしましたが、何を書いたらいいのか途方に暮れました。天気の話を2、3行書くのが精一杯で。あとで読み返したら、暑いとか、寒いしか書いていませんでした(笑)。しばらく日記を書くことはないと思います

17歳の現役高校生が学んだ共演者との「距離感」

──W主演となる〝僕〟役の北村匠海さんとの共演はいかがでしたか?

浜辺美波:二人とも距離があっても気にならないタイプだったので、自然と絶妙な距離感でした。お互い一人でいるのが大丈夫な人だったので、一人で興味があるところにぶらっと行ったりして。桜良と僕の距離感は、リハーサルと本番のお芝居を重ねるとごとでお互いに掴んでいきました。

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──北村さん以外にも、同世代の共演者が多かったと思いますが、仲良くなった人はいますか?

浜辺美波:私は自分から話しかけるのが苦手なんですけど、親友の恭子を演じる(大友)花恋ちゃんがお姉さんのようにたくさん話しかけてくださって、宿泊先の部屋に遊びに行くぐらい仲良くなれました。恭子とは親友の仲だったので、たくさんお話できてよかったです。花恋ちゃんとは役作りの苦労も共有できてよかったです。

──12年後の〝僕〟を演じる小栗旬さんとも少しだけですが、共演されています。

浜辺美波:小栗さんが来た瞬間に、台風が方向転換したのが印象的でした(笑)。台風が来たらどうしようって思っていたら、小栗さんが「俺が行けば台風もどこか行くから大丈夫」っておっしゃってさすがだなって。こういうふうに言えるとかっこいいなあって思いました。

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──死に向き合う役を演じられて、どんなことを感じましたか?

浜辺美波:桜良を演じて、私自身、一日一日の大切さや大切な人の笑顔を毎日見られる嬉しさを感じるようになりました。人と人が想い合う姿とか、辛い思いがあっても人と関わりを持って生きていく強さとかが、魅力的に感じられる作品です。みなさんにも作品のメッセージが伝わったらいいなと思います。

CM「魔女の宅急便」キキ役にも抜擢された、癒やしのボイス

──浜辺さんといえば、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のめんま役でもそうでしたが、この作品でも声がとても印象的でした。最近はCM「魔女の宅急便」のキキの声優も担当されましたが、自分の声についてはどう思いますか?

浜辺美波:めんまは声がかわいらしい女の子として演じたのですが、今回の映画は地の声だったんです。作品を通して聴くと、こういう声なんだってまだ慣れない部分あります。

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──普段の自分の声は好きですか?

浜辺美波:声が通らないから注文がしにくいんです(笑)。聞き返されるとドキドキします。めんまっぽい声の方が通るのかもしれませんね。

──さて、今プライベートに気になっていることは?

浜辺美波:私はからあげとか、かき氷とかが大好きだったのですが、今は健康志向をめざしています(笑)。花恋ちゃんが食に気を使っていて、バランスよく食べることが大事なんだなあと思って。なので、からあげはおかずとして、かき氷はデザートとして食べていきたいです(笑)。

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──今後チャレンジしたいことはありますか?

浜辺美波:行きつけというとコンビニしかなかったんですけど(笑)、ちょっと面倒くさくても行きたくなるお店を探したいです。食べ物屋さん系が気になるんですけど、かわいい雑貨屋さんとかいいですね。部屋が本ばかりで殺風景なので、かわいい小物を見つけたいです。

 

取材・文/杉嶋未来
撮影/松浦文生

 

浜辺美波(HAMABE MINAMI)
2000年8月29日、石川県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションにてニュージェネレーション賞の受賞をきっかけに芸能界入り。NHK連続テレビ小説『まれ』で注目を集めると、2015年には人気アニメの実写ドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のめんま(本間芽衣子)役が大きな話題に。今年は映画『咲 -Saki-』『君の膵臓をたべたい』『亜人』の3作品に出演する期待の若手女優。

 

information
映画『君の膵臓をたべたい
7月28日(金)全国東宝系にてロードショー
監督:月川 翔
脚本:吉田智子
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
出演:浜辺美波 北村匠海
大友花恋 矢本悠馬 桜田通 森下大地/上地雄輔
北川景子/小栗旬ほか
(C)2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
(C)住野よる/双葉社

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