現役警官が明かした、テキトーすぎる「違反キップ」処理の実態

2017_0723_police
 

メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』の著者で交通ジャーナリストの吉田武さんが、現役の警察官Tさんへのインタビューで「自転車の取り締まり」に関する裏話を暴露する当シリーズ。「自転車の盗難」について語られた前回に続き、今回は「いい加減な警察の実態」について、Tさんが内部の人間だからこそ知る、警察官同士による「嫌がらせ」の実態を暴露しています。

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吉田:署内評価というか、仲間内での評価も警察官は常に気にしているってことなんでしょうか?

Tさん:そうですね。警察官は民間の方と比べたら大変プライドが高い職業でもありますので、どうしても自分自身の評価というのを気にしてしまうのも……正直な話、事実です。となると、自転車の交通違反をバシバシ検挙していたら”お前相当暇なんだな?”みたいな目で署内で見られることもあるんですね。警察官って仲間意識は強いんですが、結局のところ出世争いとなると、いかにしてライバルを蹴落とすかばかりの行動を取ったり、結構面倒くさい職業だったりします(苦笑)。

吉田:え? どんな行動をして仲間を蹴落とすんですか?

Tさん:私はされたことないですが、クルマやバイクを交通違反として検挙しますよね。その書類を後日処理しようと机の引き出しに入れておいたら何者かの仕業で紛失させられたりとか、あとは若い巡査だったりすると、イジメみたいな感じで、通報もないのに通報が入ったと嘘をついてパトロールを頻繁に行かせたりとかいうのも聞いたことがあります。

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