日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・東小金井「まるえ食堂」の貝そば。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、間違いなく傑作!と叫ぶ、「まるえ食堂」の貝そばのお味とは?
オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】まるえ食堂
まるえ食堂@東小金井にて、貝そば(薄口醤油味&濃口醤油味)。
武蔵野・多摩エリアの超実力店『くじら食堂』の店主・下村氏が、ついに新たな動きを開始。
本年5月より、平日の昼営業の時間を使い、貝出汁ラーメンを提供する『まるえ食堂』を立ち上げたのだ。
ラーメンフリーク的に表現すれば『くじら食堂』の二毛作店という位置付けになる。
ラインナップは、フラッグシップメニューである「薄口醤油味」と「濃口醤油味」の貝そばが中心。
まずは、店主のオススメに従い「薄口醤油味」を注文。
最初に結論から。これは美味い!
流石は下村氏、凡百の貝出汁ラーメンとはひと味もふた味も違う味に仕上げてきた。
「薄口」は、口の中で七色に変化する貝の滋味をフィーチャーした未曾有の傑作。
それでいて、うま味が突出しがちな貝をいたずらに独走させず、鶏を中心とした動物系をしっかりと追走させている。
いわば、堅固に築き上げられた動物系の土台の上で、貝を天衣無縫に泳がせているような印象。
あまりの水準の高さにスープまで完飲。
引き続き「濃口醤油味」をオーダー。
美味い!こちらも、美味過ぎる!!
「薄口」とは打って変わって、醤油ダレが存在感を見せ付けるスープ。
出汁とタレを巧みにせめぎ合わせつつ、「薄口」よりも相対的に万人受けを狙った味を構築。
これら2杯のスープに合わせているのは、名門・三河屋製麺製のコシとハリが豊かなストレート麺。
チャーシューも、柔らかくジューシー。食紅で縁が彩られており、視覚的に絶妙なワンポイントとしても機能している。
これは、間違いなく傑作!
どこからどう見ても、文句の付けようがない。
マニアは「薄口」、一般層は「濃口」と、食べ手の嗜好に応じてスープを作り分ける才覚にも頭が下がる。やはり下村氏は、ラーメンづくりの鬼才。
そのことを、まざまざと再確認させられた次第だ。
自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー
DATA
まるえ食堂
営業時間 11:30~売り切れ次第終了(70食)
住所 東京都小金井市梶野町5-1-19
定休日 土曜・日曜