中国にダマされた…ようやく気づいたトランプ大統領「怒りの逆襲」

 

ナーバスな、パワーバランス

2017年7月25日時点のパワーバランスを見ておきましょう。まず、米中関係は、悪化し始めている。米ロ関係。トランプ―プーチンは、改善したいが、アメリカの抵抗勢力が強く、なかなか進まない。米独関係。トランプの「パリ協定離脱宣言」で悪化。米仏関係。マクロンさんは、「ドイツに対抗するために、アメリカに接近」となっています。

やはり、「最重要ポイント」は、「米中関係が悪化してきたこと」でしょう。そして、米ロ関係はまだまだ冷たく、中ロ関係は、強固にみえる。さらに、ドイツのメルケルさんは、トランプにあきれている。そうなると、ドイツが中ロに接近していく。今の関係が見えてきますね。

  • 中国 - ロシア - ドイツ(EU)

の連携が強まってきている。これは、どこからどうみても「一大勢力」で、「アメリカが負ける可能性が強まります日本はどうすればいいのでしょうか? これは今までと変わりません。

  • アメリカ、インドとの関係をますます強固にする。
  • ロシアとの和解を、さらに進めていく。
  • 中国を挑発せず、良好な関係を保つように努力する。

80年前、日本は、アメリカ、イギリス、ソ連、中国を敵にしていました。今回、日本はどの大国とも良好な関係にあります。それは、明らかに安倍総理のおかげです。

image by: a katz / Shutterstock.com

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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