なぜ繁盛している居酒屋は「お通し」を手間暇かけて作るのか?

inshoku20170726
 

お客様にリピーターになってもらうためには、まずはお店の「第一印象」を良くすることが必要ですよね。では、具体的にどうすればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では、著者で若手飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、自身のクライアントが行って効果的だった「顧客満足度」を上げる方法を公開しています。

「第一印象」にこだわり、顧客満足度を向上させる方法

「終わりよければすべてよし」

居酒屋などでは、お客様がお店から帰られるときの最後の印象を良くするために、お見送りを行ったりします。今では、多くのお店がやるようになりましたね。

お客様が店に滞在する時間はほとんどの方が2~3時間で、店を離れてからの時間の方が長いため、少しでも「いい印象」を残してお店を離れてもらいたいということが、お見送りを実施する目的。

このように、「最後の印象」はとても大切なことなのですが、「最初の印象」、つまり「第一印象にこだわることも、お店の滞在時のお客様の「印象」を良くするためには、とても大切だと僕は考えています。。

そこで、「第一印象」を高める工夫の方法についてご紹介します。

お客様との最初の接点、接客であれば「出迎え」。いつもご支援先では言っているのですが、「出迎えでお客様にインパクトをできるだけ与えようと。インパクトと言っても、お客様に何かアトラクションを行って驚かせるのではなく、「他の店と違って、入った瞬間に、いい店だなあと『驚く』ぐらいの接客をしよう」と。これは別に奇を衒う必要はなく、お客様に「いい印象」を与えるポイントを意識して接客を行えば実現できます。

入口の扉が開くと、小走りでお客様に駆け寄り、最大限歓迎していると言う意思を体全体で表現するために、笑顔でアイコンタクトを意識して、お客様に「いらっしゃいませ」と声をかけ、オーバーアクションで受け答え、席まで誘導する。これができれば、お客様の「第一印象」は絶対に良くなります。

上記の点を意識しながら、ロールプレイングを何度も何度も実施すれば、きっと「第一印象」がよい接客ができるようになるでしょう。

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