桃太郎の目的は「鬼退治」ではない。では何をしに行ったのか?

 

言われてみれば当たり前なんですが、我々は「手段目的を取り違えがちです。仕事でも同じようなことがありませんか?

例えば、

  • 部長になる
  • 売上目標を達成する
  • 給料をアップする

これは「目的」でしょうか? それとも「手段」でしょうか? その答えは人によって違います。5~10年ぐらいの短期スパンで考えれば、上記は目的とも言えなくもありません。ただ「人生の目的という視点からは部長になるは手段でしかありません。

大事なのは自分にとっての「目的」と「手段」を混同しないこと。そのためには、年に一度ぐらい振り返りの機会を持った方が良さそうです。ソフトバンクの孫さんの言葉を借りれば

「自分がどの山に登りたいか(登っているか)確認すること」

60歳の定年になってはじめて「違う山を一生懸命登っていた」ことに気づくほど悲しいことはないですから。以上自戒を持ってご紹介しました。

※ 桃太郎の話は、富士ゼロックス総合教育研究所(Fxli)の情報誌「xchange communicatio vol.134」掲載のインタビュー(井辻秀剛-コカコーラカスタマーマーケティング代表)を参考にしています。

 

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日本最大級の海外MBA統括責任者を務めた著者によるメルマガ。MBAのフレームワークや理論などを応用しながら、社会問題やニュースを分析。またフローパッド(FlowPAD)最新情報、オンラインコミュニティ運営のノウハウなども連載。

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【著者】 若林計志 【発行周期】 ほぼ 月刊

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