中小企業はコンビニ3社に何を学ぶべきか?
堅調に売り上げを推移させ、企業努力を続けるコンビニ3社に、中小企業は何を学ぶべきか?
まずは、市場の状況を把握し、顧客層と自社製品を整理整頓し、攻略戦略を立案することにある。
コンビニ業界も、数年前までの好調さを持続することが困難になり、ファミマとサークルKの統合により、メガ・コンビニの時代になった。その中で、通常の施策だけでは、当然競争に勝つことができないため、常に市場の先手を打つために、上記のように、新製品を新規市場に向けて出している。
しかし、やたらめったら出せばいいか、というわけではなく、セブンイレブンのように、消費者の目的買いを超える何かを開発するために製品開発をしたり、伸びているシニア層に向けて何ができるのかを試行錯誤して、実践しているのだ。
もう1点は、柔軟な発想での顧客目線を持つこと。
市場が細分化し、ITの進化により、メディアやハードウエアも細分化すると、消費者の志向が多様化し、ロジカルに市場を定義するだけでは、不十分になる。
論理的に、フレームワークを駆使して、考えをまとめる垂直志向に、感覚的、帰納的に、アイディアを出し、企画にしていく水平的アプローチで、垂直志向で除外された、周辺の需要を取り込むことが必須になる。
水平思考の出発点は常に、「顧客ならどうするか」を考え、そのさらに半歩先くらいを提案すること。
顧客満足を超える、顧客歓喜を創出するには、常に顧客視点での観察が必要になるのだ。