コンビニは3強時代になり、ますます女性とシニア向けに特化していく

 

中小企業はコンビニ3社に何を学ぶべきか?

堅調に売り上げを推移させ、企業努力を続けるコンビニ3社に、中小企業は何を学ぶべきか?

まずは、市場の状況を把握し顧客層と自社製品を整理整頓し、攻略戦略を立案することにある。

コンビニ業界も、数年前までの好調さを持続することが困難になり、ファミマとサークルKの統合により、メガ・コンビニの時代になった。その中で、通常の施策だけでは、当然競争に勝つことができないため、常に市場の先手を打つために、上記のように、新製品を新規市場に向けて出している。

しかし、やたらめったら出せばいいか、というわけではなく、セブンイレブンのように、消費者の目的買いを超える何かを開発するために製品開発をしたり、伸びているシニア層に向けて何ができるのかを試行錯誤して、実践しているのだ。

もう1点は、柔軟な発想での顧客目線を持つこと。

市場が細分化し、ITの進化により、メディアやハードウエアも細分化すると、消費者の志向が多様化し、ロジカルに市場を定義するだけでは、不十分になる。

論理的に、フレームワークを駆使して、考えをまとめる垂直志向に、感覚的帰納的にアイディアを出し企画にしていく水平的アプローチで、垂直志向で除外された、周辺の需要を取り込むことが必須になる。

水平思考の出発点は常に、「顧客ならどうするか」を考え、そのさらに半歩先くらいを提案すること。

顧客満足を超える、顧客歓喜を創出するには、常に顧客視点での観察が必要になるのだ。

 

理央 周この著者の記事一覧

ビジネス・仕事に大事なのは、情報のキモに「気づき」どう仕事に「活かす」かです。トレンドやヒット商品には共通する「仕掛け」と「思考の枠組み」があります。このメルマガでは、AI、5G、シェアリングなどのニュースや事例をもとに、私の経験とMBAのフレームワークを使い「情報の何に気づくべきか?」という勘どころを解説していきます。現状を打破したい企画マン・営業マン、経営者の方が、カタくなっている頭をほぐし情報を気づきに変えるトレーニングに使える内容です。

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】 』

【著者】 理央 周 【月額】 ¥825/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎月 第2火曜日・第4火曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け