「繰り返し相談される場合がある」ことを問題点としてあげている意見もありました。繰り返し相談されて困るような相談体制は必要ないとも言えます。解決しなければ、当然、何度も相談してきます。当たり前です。文科省としては、「繰り返し相談させない、リピーターをやめさせる」という議論ではなく、繰り返し相談してくるような事案を「どう解決するか」というところに議論を進めなくてはならないはずです。
いじめの相談は、単なるなやみ相談ではありません。重大事態が目の前に迫っているという認識の下で対応していかなくてはならないのです。文科省をはじめ、委員の皆様には、子供たちの実態に即したSNS相談体制をつくりあげてほしいものです。
夏休みではありますが、いじめ加害者から呼び出される、あるいは家に押しかけてくるという夏休みならではの相談事例もあります。また、休み前のいじめ問題で学校とやり取りしている方もいらっしゃいます。どうか、ご遠慮なくご相談していただければと思います。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
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