日本海で北朝鮮の海賊が違法操業。日本の漁師「このまま乗っ取られる」

 

北朝鮮では金になる職業は「幹部(カンブ)・漁夫(オブ)・寡婦(クァブ)」とまでいわれるようになった。これに目を付けたのが朝鮮人民軍である。

人民軍は水産物を利権として独占するようになった。北朝鮮ではどんな小型の漁船でも「朝鮮人民軍の所属」であり、管理責任者(責任者)がいる。しかも、港に係留されている漁船は朝夕の点検があるだけではなく、出漁する時には漁場までの往復の燃料しか与えられない。しかし、これでは漁獲量も限られるとの漁師の不満に、それならばもっと燃料を供給するから、日本海に日本の大和堆という良好な漁場があるから、そこに行けば豊漁となる事間違いなし、と言われ、「大和堆」が日本の排他的経済水域(EEZ)にあるにもかかわらず、この好漁場でスルメイカなどを違法操業で乱獲していくのである。

北朝鮮の漁師たちは「大和堆」が日本の排他的経済水域にあるが、これは日本の領海ではないことを承知しており、水産庁の船が北朝鮮漁船から数十分間にわたり追跡され、挙句の果てには小銃の銃口を向けられたこともある。北朝鮮の漁師たちの無法行為に対して、日本政府は抗議するだけである。日本は自らの水産資源を奪っていく、北朝鮮の漁船に対してもっと強固な対応をすべきである。

宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄

 

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