シュレッダーハサミは海苔千切り専用だった?裏のニーズを探せ

nakakubo20170809
 

「いらないスカーフをおばあちゃんが風呂敷として再利用していた」―。よく見かける日常風景ですが、ここに大きなビジネスのヒントが隠されているようです。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、売れない商品も「別の用途」「別の場所」など、ちょっと視点を変えればたちまち大ヒットとなる可能性を秘めているとし、「裏ニーズ」の探り方についてレクチャーしています。

裏のニーズを掴む

みなさんよくご存知のように時代の変化と共にあらゆる商品が進化、変化していきました。最も代表的なものといえば、携帯電話。重たい電話機をショルダーバックのように肩から下げていた時代から年々小型化していき機能やデザインも進化していきました。そして、携帯電話をいつの間にか「ケータイ」と呼ぶようになり「電話」という言葉が語尾に付かなくなりました。

電話にとらわれなくなったことから、メール、現在ではSNSをメインにそもそもの通信手段までもが大きく変化しスマホ時代に突入。様々なアプリが開発され市場は、携帯電話の時代から大きく様変わりました。

他にも市場が変化した例であるのが、歯磨き粉。歯磨き粉は、昔は虫歯予防としての役割が主でしたが近年では歯周病予防知覚過敏対策ホワイトニング口臭予防などニーズの多様化によりバリエーションも増え、オーラルケア市場として拡大し確立されるようになりました。これが従来の歯磨き粉は虫歯予防の為、という考えのままだったら商品の進化、歯磨き粉というイチ商品からオーラルケアという発展はなかったかも知れません。

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