夏祭りのボッタクリ屋台に対抗する、コンビニの絶妙な値付け戦略

2017.08.14
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私たちの身近にあるコンビニの知られざる裏話を、業界の内情に詳しいライターの日比谷新太さんが紹介していく当シリーズ。前回の「たばこの販売」に続いて、今回取り上げるのは「地域のお祭りへの対応」について。祭りの人出を当て込んでさらなる売上アップを図るため、そして地域に愛されるコンビニとして広くアピールするためにも、お祭りへの参加を重要視している店は結構多いんだそうで……。

夏祭り対応の定番は「ドブ漬け」

夏になると、全国津々浦々で夏祭りや花火大会などが開催されます。祭りの会場の近くにあるコンビニでは、祭りで気が大きくなったお客さんの財布を狙い、様々な仕掛け(取組み)を行います。

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この手の取り組みでよく見られるのが、ドリンクの販売です。クーラーボックスの中に板氷と水を入れておき、そこに缶ビールやペットボトル飲料を入れて冷やしておく……いわゆる「ドブ漬け」を店舗の前に展開。そこに販売スタッフを配置し、簡易なレジで販売を行うというものです。

ドブ漬け販売を行う場合、基本の会計は暗算でニコニコ現金払いとなります。その都度レジ作業を行っていると販売スピードが遅くなり、お客さんが逃げてしまうからです。また少しでも売上を上げるために、酒類なら『アサヒ スーパードライ 500ml』のみとするなど、扱う商品を絞り込むことも重要です。

それと、お祭りが開催されている場所の周辺にある店舗(店頭販売)と比較しながら、分かりやすく絶妙な値付けができるかどうかも、売上に大きく影響します。

例えば『スーパードライ 500ml』が店頭販売価格310円とすると、ドブ漬け販売では300円に設定します(店内では310円で販売継続となります)。店舗としては、店内でレジに並ばれてしまうよりも、店頭でお買上いただく方がより販売数が伸びますし、お客さん側としても店先で目当てのドリンクをサクッと買えるので、双方にとってwinwinとなるのです。

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