なぜ西洋思想は、世界を幸福にできなかったのか?

 

幸福とは何か?

個人個人の幸福を高める方法が重要になる。ドーパミンが多く出るのはどのような時かというような脳科学の時代であり、その基礎である仏教思想の時代が来ることになる。

日本仏教では、インド仏教の思想面を重要視しないで、もっぱら実践的な瞑想の方法に重きを置いてきたが、もう一度、仏教思想の面を確かめる必要があるようだ。

基本は、人間は個人の自由度を高め、自由な発想できる環境を社会にビルドアップしてきたし、目指してきたのである。学校のいじめで抑制された子供を解放しようとしているし、母子家庭の子供の自由度を大きくするために、制度を作ろうとしている。

その根本は、皆が他者を気遣い、そして助け合うことで、人間を高めることができると感じているからである。これは、縁起の思想である。因果応報なども縁起から出た考え方であるが、その思想は仏教思想である。

このように仏教思想がもう1度、見直される時代が来るとみる。

人間が尊厳を持ち他者の尊厳を気遣い、それにより他者からの尊敬を集める人が成功者となるような社会になると思う。

さあ、どうなりますか?

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