なぜ西洋思想は、世界を幸福にできなかったのか?

tsuda20170904
 

前回掲載の記事「20世紀を繁栄させた「石油時代」が終わり、第二の原始時代が始まる」で、聞きなれない「地産地消経済」についてわかりやすく解説したメルマガ『国際戦略コラム有料版』。今回は著者の津田慶治さんが「まもなくキリスト教的思想の西欧文明は終わりを告げ、仏教思想に基づいた植生文明が始まる」とし、その根拠を記しています。

地産地消経済の思想とは

地産地消経済は植生文明であり、侵略や支配を正当化する今までの西欧文明の思想とは違うことになるはずで、それを検討しよう。

西洋思想の問題点とは

西洋文明は、キリスト教の影響を強く受けているので、どうしても正義と悪との二分的に区別して、例えば北朝鮮の核ミサイル開発は悪と規定して、それを止めることや対応処置は正義とすることになる。

仏教では、相手の立場を自分に置き換えて考えるということが重要と教えている。自分だけの利益を重視すると、それには報いがあると教える。

欧米は、相手の立場を見て、その中で考えるという仏教的な立場を取らないし、ルールを自分たちに都合の良いように変更して、それを正義としてしまう。

日本がスキージャンプで優勝すると、スキージャンプのルールを変更して、日本人が優勝できないようにしている。西洋諸国は18世紀から20世紀にかけて多くの非白人を殺したが、自分たちの殺戮は正当化して、非白人を解放しようとした日本の行為だけを問題化している。それを世界的に広めたことで、日本は今でも悪者という印象である。このように西洋は自分のことだけを正当化してきた。

一神教は自分の神のみ正義であり、それ以外は悪魔として、その悪魔は殺してよいということになる。その戦いの現場がイラクやシリアであり、中東地域であることで平和が来ない理由でもある。キリスト教もイスラム教も一神教のために大変なことになっている。

このようなことを3世紀にも渡りおこなったことで、仏教の縁起の理論により因果応報の定めが作用して、欧米の文明は衰退すると、思っていた。

そして、とうとう英国から米国に覇権が第2次大戦後移動して75年が過ぎて米国の覇権も揺らぎ始めている。トランプ大統領もバノン氏もそれを止めるために登場したが、止めることは至難の業である。

中国は、米国以上の速さで軍事力を強化して、米海軍の東南アジアでの活動を制限し始めた。米海軍の艦船は、4つの大きな事故を起こして、東南アジアの任務遂行が難しくなっている。

しかし、中国が覇権を取るかというと、中国の思想は昔のままの独裁政治と中華思想であり、地産地消経済という新しい経済社会に適合できないようである。世界が中国の思想を受け入れることもないと思う。

ということで、新時代の思想を日本が中心となって作りそれを世界に波及させることが必要になっている。

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