だから移住人気No.1? シンガポールに学ぶ長寿の秘訣

 

環境系の充実

医療面、経済面の充実はお伝えした通りです。ただこの2つに関しては我々が個人で取り込むにはどうにもできない部分なので今回は省きます。

この国は消費税こそ7%ですが、収入にかかる所得税は日本の半分ほどで住民税もないとか。さらには贈与税や相続税もないそうで羨ましいですね(>_<)。

まずは気候面から。全員に共通するのは何と言っても気候です。特に南国特有の暖かくカラッとした気候は身体へ与える負荷がとても少ないです。私も以前東南アジアにいましたが、怪我も早く治るしゴルフをしていても体が良く回るんですよね。

温暖な気候は全身の血流を良くし、人の体を柔らかく保ちます。その為リラックス状態となりますから、結果誰でも心が大らかになります(華人系の方はせわしい印象でしたが(笑))。

リラックス状態は当然内臓にもストレスをかけません。だから他のアジア諸国との比較でも死因に大きな違いが出てきます。例えば成人死亡率では他国と比べて肺炎が目立ちます。肺炎が減れば次に何が増えるのかはわかりませんが、リラックス状態がストレス性の胃腸炎に良いのは誰でもわかると思います。

結局体を温かく保ち、大らかに生きるというの長寿に「効く」んですね。

日本のように寒い季節がある国なら、アイスランドを見習って温泉につかりましょう。それといかにリラックスして大らかに生きるか、というのは環境面の後押しが無い限り自分で意識するしかありません。

次に人口密度が高い影響について。人口密度は以前ご紹介した香港以上です。香港編やスイス編でお伝えした通り、人が密着する社会では心が安定するのでリラックス効果が得られます。結婚すると寿命が8年伸びるなんて説も有りますしそれは気候同様にリラックスという長寿要因となります。

そもそもこの場合活発化するのは愛情ホルモンのオキシトシンです。それは皮膚接触によって分泌されるんですね。

だから人口密度の多く無い地域に住んでいても、誰かとハグをしたり、ペットを抱き締めれば同じ効果が得られます。自分で自分をハグするのも多少はオキシトシンが出ます(笑)。

華人系に習う

次に華人系の運動習慣と食習慣を見てみたんですが、これは以前お伝えした香港とほぼ同じでした。つまり良いとこ取りをするとしたら「薬膳スープ」と「太極拳」という事です。

太極拳は街中や公園で華人のグループを沢山見かけるそうです。

食事では医食同源の考え方がベースにあるのでしょう。食事は見た目からして香辛料、ニンニク、香草をふんだんに使った料理が中心です。日本のように生野菜を食べるのはあまり目にしませんでしたが、うま味の溢れた薬膳スープで野菜をバランス良く摂取しているようです。体も温まりますしね(*^_^*)。

このシリーズも5ヶ国目になりましたが地域に関わらず長寿の秘訣は共通してシンプルだと言う事がわかって来ました。ルールを守れば平均寿命を軽く突破出来る気がしてきました(笑)。

image by: Shutterstock

 

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