では、小売店ならどういうことができるのでしょうか? わかりやすいのは、手紙や電話でしょう。あるお店では、サンキューDMと呼ばれる購入後のお手紙を、
・購入後すぐ
・1ヶ月後
・3ヶ月後
・半年後
・1年後
など、段階を分けて送っているところもあります。そうすることで、思い出してもらう回数を増やしているんですね。最近はDMなどは読まずに捨てられることも多いので、わざわざ封筒に入れていたり、ちょっとした工夫をしているところも多くあります。ポイントカードなどもそうですね。購入でポイントを貯めることで、何かの特典がある。そういう販促物があれば、思い出してもらえる確率も上がるかもしれません。
でも、これらはどうしてもお金がかかります。売上が不振な時に、ポイントカードで特典を作ったりDMをばらまくのはなかなか大変です。しかも、やり尽くされているので、効果はどの程度かと言われると微妙なところ…。
だから、発信と接客が重要になってきます。定期的に見たくなる、もしくは見ないと損をしてしまうくらいの情報を発信し続ける。そうすれば、お客様は定期的にお店の情報を目にすることになるので、お店のことを忘れる可能性は低くなります。Instagramや、Twitterを始め、会社がアプリを作っているのもそういう理由です。