加えて、やっぱり販売員が意識しなければいけないのが接客です。商品を使うたびに、思い出してもらえるような接客。何かが欲しいと思った時に、思い出してもらえるような接客。これができていないと、本当にお客様はお店のことを忘れてしまいます。
その方法の一つは、細かいポイントをあえて伝えておくことです。時計を例に出すと、時計のベルト洗浄をしてくれるお店はたくさんあります。ですが、「時計のベルトが汚れたら持ってきてくださいね」だけでは、なかなか思い出してはもらえません。
これが、「時計のベルトが汚れたかどうかを判断するには、ベルトのこの部分をチェックしてください。ここが黒くなっていたら、洗浄の合図なので、持ってきてくださいね」という伝え方だったらどうでしょうか。お客様は、その部分をたまにチェックしてくれる可能性が高くなって、その度にお店のことを思い出すことになります。
どんな商品でも、伝え方の工夫ひとつで、思い出してもらえる可能性は増やせるのです。あなたのお店の商品を思い出してもらえる方法には、どんなものがありますか?
今日のおさらいです。
・知らぬ間に忘れられないための、接客の仕方を考える。
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