今年のノーベル医学賞で浮き彫りになった、「夜間勤務」の危険性

 

その結果、

  • 1988年から2010年の22年間に、対象者のうち約1万4000人が亡くなり、うち約3000人は心臓や血管の病気、約5400人はがん。
  • 交代制夜勤のある人は、全く夜勤の無い人よりも死亡率が11%高く、中でも夜勤を6~14年続けている女性は、心臓や血管の病気による死亡率が19%、15年以上続けている人は23%も高い。
  • 肺がんによる死亡率が25%高かったものの、がんと交代制夜勤との関連は確認されず、先のWHOの見解に追従する結果にはならなかった。

などなど……、国内外を含め多くの研究で長時間労働および深夜勤務と脳血管疾患若しくは心臓疾患とは強く関連していることが明確に認められています(Liu Y, Tanaka H, The Fukuoka Heart Study Group (2002)  Overtime Work, Insufficient Sleep, and Risk of Non-fatal Acute Myocardial Infarction in Japanese Men” Occup Environ Med, 59, 447-451.)。

臨時国会で成立する予定だった「働き方改革」。

宙ぶらりんのままになっていますが、インターバル規制夜勤勤務規制に関して、もっともっと議論してもらいたいです。

そして、「体内時計リズムがズレ気味だなぁ」という方は、生活リズムを体内リズムに合わせる努力に加え、朝起きたら太陽の光を5分ほど浴びてください(たとえ曇り空でも)。

そして、軽めの運動を10~20分ほどしてください。

それだけで体内時計がリセットされ、ウツ傾向などの改善にはつながるとの報告もあります。

是非。

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米国育ち、ANA国際線CA、「ニュースステーション」初代気象予報士、その後一念発起し、東大大学院に進学し博士号を取得(健康社会学者 Ph.D)という異色のキャリアを重ねたから書ける“とっておきの情報”をアナタだけにお教えします。

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