大学名関係なし。Google社が解明した「採用すべき人材」の法則

 

こういう体験をしている人って、努力は最後は報われるのだという価値観を持つようになりますから。おまけに、辛い場面に遭遇しても、愚痴を言わないんですよね。愚痴を言っても状況が変わらないということが分かっていますから。グチャグチャ言うヒマがあるんなら、前向きな結果を生み出す何かをした方が良いよね、と考えるわけですよ。

ハングリー精神って最近では聞かなくなった言葉ですが、これって要するに辛い、苦しい経験のことなんですよね。そしてそんなことって、20年も人生をやっていたら誰にもひとつやふたつあるものですよね。その時に、キチンとそれを乗り越えたのかそこから逃げ出しちゃったのかで、人間としての格というか、精神のランクが付いてしまうと思うんですよ。

自制心とか克己心って根っこはここから出来るものですからね。

一番マズいのが、おカネ持ちで不自由なく、チヤホヤされて育った人なんです。日本の歴史に名を残す名経営者と呼ばれる人でも、そのご子息って大概がダメなんですよね。いちいち例を挙げませんが、電気のS社だって、自動車のH社だって、流通のD社だって、創業者は非常に優秀で、人格も高く、根性もあったんですが、その子孫はというと、親の遺産を食いつぶしているだけって感じですからね。

苦労しないってそういうことなんですよ。それでも財閥系みたいな確たるビジネスモデルが確立していて、バクチを打たなくても会社は傾かないよ、というところなら、育ちの良さや、その華麗な人脈が役に立つことがあるんでしょうが、これから業績を10倍、100倍にしたいという会社にはそんな人はダメなんでしょうね。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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