もう政府は頼らない!ついに自ら資金集めを始めた理研研究員

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現在、我が国の科学研究は政府の補助により成り立っていますが、国家の衰退による資金不足は近い将来かならずやってくる、と言うのは理研の特別研究員・安井真人さん。その解決策の1つとして、安井さんは有料メルマガの立ち上げを決意したといいます。この詳細を無料メルマガ『科学日誌』からご紹介、あなたも500円で日本の生物学研究を救ってみませんか?

政府頼みからの脱却

今回は、メルマガ読者の皆様にお知らせがありメルマガを発行しました。それは何かというと「科学日誌 寄付版」の発行です。「科学日誌 寄付版」は有料メールマガジンで毎月2回第1・3日曜日に発行されます。月額500円+消費税となっています。

有料メルマガを始めるのですが、この無料版も続けていきます。無料版も毎月2回第1・第3日曜日に発行します。記事の一部を有料版限定にしようと考えていますが、無料版だけでも楽しめる内容になるよう努めていきます。有料メルマガでやっていこうと考えているコンテンツは以下のページに書いてあります。

科学日誌 寄付版

なぜ有料メルマガを始めるか?

なぜ私が有料メルマガを始めることにしたかというと簡単で「生物学研究推進のため」です。

近年、遺伝子工学や顕微鏡、コンピュータ、微細加工などの技術により、生き物を解析することが容易になってきました。

例えば、あるタンパク質の細胞内局在を蛍光タンパク質でリアルタイム計測できますし、1分子レベルで可視化できます。iPS技術も発達し、人の脳も培養できるようになってきました。今後、生物学研究を進めていけば、これまで治せなかった病気も治せるかもしれませんし、私たちが持つ感情がうまれる仕組みもわかるかもしれません。生物学研究には夢があるのです。

世界的に政府は衰退していく

しかし近年、生物学研究を継続することが困難な状況になってきています。なぜ困難になっているかというと「政府の力の衰え」です。

これまで、政府は道路などのインフラを作ったり、警察・鉄道・学校などの運営において一定の役割がありました。これらの事業は規模が大きいため、会社で行うことが困難だったからです。

現在は科学(特にパソコンやインターネット)の発展に伴い、これまで政府が行ってきた事業を会社で行うことが可能になってきました。警察は警備会社に委託できますし、鉄道はすでにJRのように民営化されています。学校も、「受験サプリ」などのサービスにより安価に質の高い授業を受けることが可能です。

さらに、政府による徴税も年々難しくなってきています。グローバル企業は税率の安い国に移動し、なるべく税金を払わないよう最適化しています。また、ビットコインという仕組みも近年発達しており、将来的には消費税などは意味をなさなくなるでしょう。

上記のことから、今後、政府というものは徐々に勢力を失っていくと予想されます。これは日本だけのことではなく全世界的に起こることでしょう。実際、ギリシャは財政破綻しましたし、いつかはわかりませんが日本も近い将来財政破綻することは間違いないでしょう。

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