これからのお鍋の季節に欠かせない「えのき」ですが…、どこを切るのが正解かわからない、はたまた上手くバラけず束になったまま食べるのがどうも苦手、という方も案外多いですよね。今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では著者で現役板前のgatugatu佐藤さんが、えのきを「あるもの」を使って簡単に食べやすく切り分ける方法を伝授しています。
酒のアテ! 簡単! えのきポン酢
gatugatu佐藤です。今回は、「えのきで作る酒のアテ」ですが、全力で伝授したいのはこっち……「えのきのくっ付いている部分を簡単にバラバラにする方法」です!
「えのき」。根元近くの部分は束になってくっ付いてます。もともと嚙み応えがあるのに束になったままだと余計に噛みにくいし食べにくい。特に冬場の「鍋」に入っているえのきは束のままが多く、噛みにくい、いつまでも口の中にある。これ、何とかしたい……そこで、私が「えのき」を扱うときに必ず使う「必殺技」を伝授します。10年以上使っている簡単な「技」。これ覚えておけば、噛みやすいえのきに出来ます。さっそく説明していきます!
レシピ
1.料理するとき切るわけですが……。
写真の包丁を当てているところ。この位置。真ん中で切ってしまう人がいますが、包丁の右側部分も十分食えるので切り捨てるのはもったいないです。以前コンビ二で立ち読みしてると、「ここで切れ!」と真ん中辺りで切れと指示のあるレシピ本を見たことがあります。「なんでやねん!もったいないやろ!」心の中でその本に、大阪で身に付けたつっ込みを入れてやりました。
2.本来は、ここ。根元部分の色が変わっている位置。ここを境目に切り落とします。
まな板が汚れないようにズボラして、袋の中で切ってます……。
3.で、えのきの中央から「観音開き」で広げます。
開くと小さいクズのようなえのきの固まりが入っているので取り除きます。
4.先が細くとがった「箸」を用意します。
無い時は、串や爪楊枝でもOK。
5.ここが必殺技! 束になってえのき同士がくっ付いている根元近くの部分を箸先で裂くように左から右へしごきます。
バラバラになるまで何度もしごく!
6.このように根元に近い部分がバラバラになります。
7.で、炒め物などする時は2~3等分に切ります。
右端にあるのは、しごく作業の時に出るえのきのクズ。これも切って使います。
8.『えのきぽん酢』を作ります。
「作る」といってもサラダ油で炒めるだけ……中火で軟らかくなるまで、炒める。
9.器に盛ってポン酢をぶっかけてもみ海苔をのせて完成です!
えのきは、もともと噛み応えのある食材ですが、「しごく」とバラバラになり、噛みやすくなります。是非やってみてください!