どんな組織でもある一定のスケールになった組織でこれを体験出来るというのは、非常に幸運なことで、もしそんな立場になれたら、こういう場面で絶対に逃げずに対峙して欲しいと思うんですが、中にはいるんですよね、その瞬間にケツをまくっちゃう人が。
ま、プレッシャーに負けたとか、辛すぎて耐えられなかったんだとか、自分の弱さが出たとか、後からいくらでも言い様はあるんでしょうが、それでも要するに、
■ 自分だけはここから逃げられないのだ
ということを分かっていなかったということで、これは問答無用、言い訳不要の決定的過ちなんですよね。そういう人は組織のトップに就いちゃいけないんです。
今の日本は一部上場の会社のトップにもそういう人が散見されるのが残念でもあり、そういう会社だからこそ不祥事も起こすんだという感もあり、これからも歴史は繰り返すのだろうなぁと深く感じ入っているわけです。
出世の報酬はおカネじゃないんですよ。この責任という感覚なんですから。これを体験出来ることが組織人の栄誉であり喜びなんですから。この感覚は、逃げずに対峙したという体験をした人だけが理解出来るのです。
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