せっかく採用した新入社員が「ハズレかも」と落胆する前に見直す事

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有能そうな新入社員を採用したのはいいけれど、社内でうまく立ち回れておらず、なんだか期待ハズレだったかも……。と落胆する前に、入社時の「メンバー紹介」が新人のためになっていたのか、見直す必要があるそうです。無料メルマガ『「欲しい人材がザクザク採れる!」採用成功術』から、詳しくご紹介いたします!

まずは新入社員にリラックスさせることが大事

新入社員が入ってきてまず一番初めにすること。それは「紹介」ではないでしょうか。

全員の前で、本人が自己紹介することもあるでしょうし、各部署をまわって、お互いに紹介しあう事もあるでしょう。おそらく、みなさんの会社でも同じようにしているところが多いのではないかと思います。

ある実験で、新しく会社に入った新入社員をできるだけ早く会社のメンバーや関係者に紹介することが即戦力につながる、という結果が出たそうです。その理由は、

●わからないことをすぐ聞く事ができる
●緊張がほぐれ、リラックスして仕事に取り組める

などです。

確かに、入社して何もわからない中で、なおかつ過度に緊張した状態では、中々仕事の実力を発揮することはできないでしょう。それを、「紹介」を活用することで即戦力につなげることができるというのです。

さて、ではここでみなさんに質問です。現在の「紹介」は、「即戦力」につながるように工夫がされていますか?「新入社員はみんなに紹介すべき」というマナーの気持ちだけで行っていませんか?(もちろんマナーとしても、とても大切ですが)

もし、工夫の余地があるのであれば、今すぐにでも取り組むべきです。(おそらく経費もほとんどかからないでしょうし)

まず取り組むべき目標の1つ目は、「わからない事をすぐ聞けるようにする」です。

例えば、他部署を紹介する際に、「こちらは新人の○○さん、こちらは総務部長の○○さん」というのはよくあるパターンですが、これだけでは不充分です。それは、「どんなときに総務部に聞いたら良いのか」が抜けているからです。

これはその場で伝えても良いですし、大人数の会社では一度に覚えられない場合もありますので、後ほど一覧にして渡すのも良いでしょう。

2つ目は、「緊張を解き、リラックスしてもらう」です。

これは、一緒にランチにいったり歓迎会で飲みにいったりするのが一番良いです。(これはみなさんもしているかも知れませんね)

ただ、これも大人数の会社で難しいようであれば、お互いの紹介の際に一工夫するのでも良いです。ただ名前を紹介するだけでなく、性格や趣味などの小ネタを入れてもらったり、社内ではありますが名刺交換をするのも良いでしょう。(名刺交換をすれば、お互いに名前も覚えやすいですし)

その他にも、方法論はいろいろありますが、大切なのは「紹介を戦力化する」という意識を持つこと。せっかく採用した社員ですから、即戦力になって欲しいと願うのは採用担当のみなさんでしたら当然のことでしょう。

細かいところですが、こういった積み重ねが定着率や業績の向上につながります。

※まずは、一番最近に入社した社員に、紹介されてどうだったか聞いてみるのも良いでしょう。

実は意外なところで「ここが良かった」「ここはもっとこうして欲しかった」ということがあるかも知れません。

image by:Shutterstock

 

「欲しい人材がザクザク採れる!」採用成功術
人事歴11年、1200人以上の採用に関わってきた元人事担当で現在は人事コンサルティングを行っている著者が、採用を成功に導く情報をお届けします。「理想論だけでは採用はできない」実際の実務担当者ならではの経験談も交えて、お伝えします。
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