実は味に差があるコンビニおでん、旨い店を簡単に見分ける方法は?

2017.10.16
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コンビニ業界の知られざる裏側を、内情に詳しいライターの日比谷新太さんが詳細にレポートする当シリーズ。前回の「最低時給アップがコンビニに与える影響」に続き、今回取り上げるのは肌寒くなってきたこれからの季節にぴったりの「コンビニおでん」について。日比谷さんによると、コンビニおでんは店舗によって出来・不出来に大きな差があるらしく、美味しいおでんを出す店かどうかを見極めるためには、ある具材の状態をチェックすると良いんだそうで……。

おでんの美味しさは仕込むスタッフの腕次第

おでんがよく売れる時間帯は、だいたい夕方の18時以降。仕事帰りのサラリーマンの夕食需要、そして近隣に住む主婦たちも、家族の今夜のメインディッシュ用として購入していきます。

コンビニ側は、その夕方のピークタイムに間に合うように、前もっておでんの仕込みを行っています。作業を始めるのはおおよそ15時過ぎぐらい。平日の場合、午後のシフトに入っている主婦パートさんに任せる店が多いようです。

昼食時にも近所のOLさんがスープ代わりに購入していくので、そのピークが過ぎた後におでん鍋の清掃作業を行い、以下のような手順で新たに仕込み始めます。

①おでん鍋に水・出汁・スープ(素)を入れる
②具材の下ごしらえをする
(最近はなくなりましたが、厚揚げ等は油抜き作業が必要でした)
③おでん具材を見栄え良く鍋の中に配置をしていく
④蓋を閉めて煮込む

30分ほど煮込んだら、蓋を開けて販売開始となります。これら一連の作業には、だいたい1時間ほどかかります。

おでんの出汁ですが、同じチェーン内でも地域によって微妙に変えています。またそれ以上に、油もの(厚揚げなど)、肉もの(つくねなど)、魚ものといった様々な具を、いかにバランスよく仕込むかによって、おでんの味わいは大きく変わります。つまり、仕込み作業を担当するスタッフの腕次第で、味の差は結構出てくるものなのです。

また順調におでんが売れていくと、具材の追加投入が必要となってきます。この追加投入のタイミングや追加すべき具材の見極めも、経験が大いに問われるところです。例えば金曜日の夜なら、酔っ払ったお客さんが多く来店することを想定して、おつまみになるような具材を多めに仕込んでおくといった感じです。

一定の時間が過ぎると、売れ残った具材は当然廃棄しなければいけません。欠品は避けつつ、それでいて余りすぎないように投入量をコントロールする……その匙加減が結構難しいのです。

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