年金受給額の減額も?マイナンバー制度の「不都合な真実」

 

また、高齢者の中には、自分の老齢年金以外に公務員だった配偶者の遺族年金などを支給されている人って結構多いんですが、今までは、正直に自分で申告しない限り実は合計の年金受給額って、国は補足してなかったんです。そのため、わずかな本人の老齢年金だけに基づいて様々な福祉の恩恵に浴していた高齢者って決して少なくなかったんですね。今後はマイナンバーですべての年金支払い状況が一元検索できるようになりますから、このようなケースは完全に適正化されることになります。色んな意味で「甘かった」現在の収入捕捉状況が、マイナンバーの稼働で一変することは間違いありません。

ちなみに私は、既に司会等の「バイト収入」を含め(もう何年も、流石に結婚式の司会等はしていませんが)、所得一切を完全に申告していますから、別に困ることはありませんので、マイナンバーには基本的に賛成です。しかし制度には賛成ですがね、この制度の危険性は、住基ネットとは比べ物にならないほど高いですよ。

image by: 政府広報オンライン

 

辛坊治郎メールマガジン』第238号(9月25日発行)より一部抜粋

著者/辛坊治郎
「FACT FACT FACT」をキーワードに、テレビや新聞では様々な事情によりお伝えしきれなかった「真実」を皆様にお伝えします。その「真実」を元に、辛坊治郎独自の切り口で様々な物の見方を提示していきたいと考えています。
≪無料サンプルはこちら≫

print
いま読まれてます

  • 年金受給額の減額も?マイナンバー制度の「不都合な真実」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け