NY在住の日本人が二度見した、米国人の「ヘンな日本語Tシャツ」

 

一番多く目にするのは「日本人の彼女募集中!」と書かれた黒地のTシャツ。 これ、本当によく目にします。この街でしょっちゅう開催されている日系のお祭り、フェスティバルイベントには、このTシャツを着たニューヨーカーを少なくとも2~3人見ます。これはあきらかに着ている人間が意味をよく理解してあえて着ている例。 ただ、これで本当に日本人の彼女をゲットできた話は聞いたことがありません。(これ見て話しかける女ってちょっとイヤだしな)

あとは県名パターン。 「東京」「横浜」「京都」は定番ですが、「名古屋」「北海道」「沖縄」も見たことがあります。「滋賀」を見たときには、さすがにどこで買ったのか聞きたくなりました。 このパターンで、一番多いのは、もちろん、ダントツで「大阪」です。着ている人間も漏れなくお調子者っぽいです。さすが「大阪」。

アッパーウエストのバーでベロベロに酔っぱらった大学生くらいの白人のお兄ちゃんの背中に「ケンカ買います」という文字を見たときは、ここが日本だと結構な事件になるかもなぁと余計な心配をしてしまいました。

ドレッドヘアのムッキムキの黒人が向こうから歩いてきます。胸に入った小さな文字は遠くて読めなかったけど、すれ違う瞬間、「茶道部」と目に入ってきました。 。 。 。 。 。うそつけ。

ちょっとオタクっぽい手をつないだ白人のカップル。 男性の胸には「焼き餃子」、女性の胸には「水餃子」。 なにが「焼き」でなにが「水」なのか意味は不明でしたが、ちょっとだけセンスいいと思っちゃいました。

一度、キャップに「」と書かれているスパニッシュの10代くらいの男の子に「意味わかる?」と聞いたことがあります。 「もちろん!」とドヤ顔をしてEmpire!帝国!)」と親指を立てました。そのままにしときました

(でも、今ふと思ったのは「朝廷」のことだったのかなぁと思いました)

近所まで深夜まで営業しているコーヒーのベンダー(屋台)があります。その時間まで営業しているカフェがミッドタウンには少ないので、よく利用しているのですが、陽気な黒人の店主の被っているキャップにも「」の文字が。コーヒーを淹れてくれる間、ヒマだったので、指差し「意味わかってる?」と聞くと、あたりまえだろ、と言った後、「カラテ!」と自信満々に答えます。

「いや、、カラテは(そもそも)2文字なんだよ」と教えると、「えっ!?」彼は驚いた顔をして、脱いだ帽子の文字をマジマジ見ながら「、、じゃあ、、、、、これ、、“カラって読むのか?」と改めて聞いてきました。まずカラテから離れろよ

ここまでは、Tシャツの話です。どんなにおかしくても脱げばいい。そんなに深くは考えず、身につけては取り外せる。僕たちが着る英語のTシャツも、アメリカ人からするとおかしなものもあるはずです。

ただ入れ墨となると、簡単には脱げません。

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