食品のプロが明かす。じんましんが出るサバと出ないサバ

saba20171025
 

以前掲載の「美味しい寿司屋を見抜く方法は? 食品安全のプロがコツを伝授」で、絶対に失敗しない寿司屋の選び方を教えてくれた無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』の著者で食品安全のプロである河岸宏和さん。今回は、寿司屋の腕を判断できるとも言われる「青魚」の種類や美味しい食べ方、注意点などについて解説していただきました。

美味しい寿司屋を探すために 光り物 始めに食べたい旨み

なぜ、光り物と言うのかは、江戸時代ににぎり寿司が始まった頃、東京湾でとれる小魚を皮付きのまま酢で締めていたので、皮が光るところからこう呼ばれています。

「カウンターに座ったら光り物を食べて寿司屋の腕を判断する」等と言われますが、酢で締めすぎていない、締め具合がちょうどいいものは、口に入れて、かんでいる内に旨味を感じることが出来ます。刺身で食べるよりも、旨味が増えると私は感じています。主な光り物は次にあげるような物があります。

  • こはだ、シンコ、さより、きす、かすご

北海道で季節のにしんを寿司で食べると脂が乗って美味しいものです。焼いても美味しいのですが、小骨が多く多くの方に嫌われています。私は年に一度は焼いた鰊を食べたいと思います。寿司ネタに数の子があります。黄金色でお正月料理には欠かせないものです。数の子は鰊の子供子持ち昆布も鰊が産卵した卵が昆布について出来たものです。鰊は脂が乗っていて鮮度が落ちやすいので、美味しい刺身は、北海道で食べたい物です。刺身につかう鰊はこぶりの方が小骨が少ないものです。

マアジは、有名なのは関アジ、何が違うと言うと、一本釣りで獲り、出荷直前に活け締めを丁寧に行っているのでまったく他の産地と品質が異なります

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