精神障害者は悩んでいる。会社のみんなで彼らをサポートする方法

ss20171116
 

厚生労働省は今年5月、障害者雇用が義務づけられている従業員50人以上の企業に対し、障害者の法定雇用率を引き上げることを発表しました。それに際し、企業側の「精神・発達障害者」に対する理解を深め、サポートする人員を増やすべく始めた新しい取り組みについて、無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』で詳しく紹介しています。

精神・発達障害者しごとサポーター

社労士の職場は、事務所以外に労働基準監督署、年金事務所、ハローワーク、行政なども含めるとたくさんある。手続きは、最近電子申請が多くなってきたけれど、行政の窓口に提出することだってまだまだある。

今日、ハローワークに行ったら、こんなチラシがあった。「精神・発達障害者仕事サポーター養成講座が始まります!」。今日は、このはなし…。


新米 「大塚トレーナー、ハローワークに行ったらこんなチラシがありましたよ」

大塚 「ふむふむ、精神・発達障害者仕事サポーター…? これって、もうすぐ障害者雇用率がアップするから、その準備ってことかな?」

深田GL「あぁ、平成30年4月からは法定雇用率は2.2%に変わるね」

E子 「その3年以内にはさらにアップして、2.3%になるわ」

所長 「精神障害や発達障害のある人が働きやすい職場作りが目的で、この秋から始まった講座で、これは、私たち社労士や企業の経営者、管理職、人事部といった人材に限らず、広く一般従業員を対象にしたものらしいよ」

新米 「ん、じゃあお客様にお知らせした方がいいですね」

所長 「そうだね。私も行くつもりをしているよ。実際に職場の同僚となる人たちに、精神・発達障害に関する知識や必要な配慮について学んでもらうことで、より身近で具体的な支援体制を作ることを目的としているそうだ」

全員 「そうなんだー」

E子 「『今年度内に2万人の受講およびサポーターの養成を目指す』っていうのが、厚生労働省の考えみたいね」

新米 「え? 2万人? それも今年度中?」

大塚 「あ、そっか。来春から2.2%なんだから、今年度中でないと間に合わないか…」

深田GL「毎年、厚生労働省が発表している『障害者雇用状況の集計結果』によると、精神・発達障害者の雇用は2006年から年々増加しているそうです」

新米 「年々増えているんですね」

深田GL「厚生労働省は精神障害者の雇用義務化に伴ない、そういうこともあって、障害者の法定雇用率の段階的な引き上げを決めたそうですよ」

print
いま読まれてます

  • 精神障害者は悩んでいる。会社のみんなで彼らをサポートする方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け