ピカソの傑作「ゲルニカ」は言うに及ばず、かつて米国が大不況に喘いでいた80年代に、ポップアートやヒップホップが花開いたように、もし、今後日本が他国より先に大不況や有事に突入したら、ラグジュアリーではない表現が次々と生まれ、大きく先行する可能性もあります。
来たる「東アジアカルチャーセンス大戦争」の勝敗によって、日本に訪れる海外からの観光客数も、今後大きく変わるはずです。いくら文化財を英語で紹介しても、円高とセンスの先行性がなければ、インバウンドは激減する可能性が高いと考えるべきでしょう。
今週、東京と台北を見る限り、その時は遠くありません。
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