トランプ氏の弾劾裁判は、バブル崩壊のトリガーとなるのか?

 

朝鮮戦争

北朝鮮が米本土に到達可能な新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)15」を完成させたことで、米国も北朝鮮に一層の制裁を加える方向であり、中国に石油供給を止めるように要求している。

それと、北朝鮮との対話を重視するティラーソン国務長官を中央情報局(CIA)のマイク・ポンペイオ長官に交代させて、より戦争に積極的な人事を行おうとしたが、それは現時点の発表ではまずいと、ホワイトハウスのサラ・サンダース大統領報道官は、ティラーソン氏は「引き続き国務省を指揮している」と述べ、また、国務省のヘザー・ナウアート報道官も、報道は「事実と異なる」と否定した。

米国のマティス国防長官も30日、北朝鮮問題への対応で外交努力は機能すると引き続き信じており、米国は国連を通じた取り組みを続けると述べた。外交交渉を指向している間は、ティラーソン国務長官の方がよいということのようである。

しかし、北朝鮮が対話を望むようになる中国の石油供給禁止などの処置ができなければ、交代する可能性が高くなるし、もう1つ、トランプ大統領の弾劾裁判が始めれば、国民の目を戦争に向けさせるために第2次朝鮮戦争に踏み切る前提での交代もありえるとみる。

報道によると、国務長官交代はジョン・ケリー大統領首席補佐官による国家安全保障担当の大幅な人事刷新の一環で、早ければ12月中か1月中に行われる見通し。ポンペイオCIA長官の後任には、共和党のトム・コットン上院議員(アーカンソー州選出)が予定されているという。弾劾裁判開始とともに戦争政権になる可能性があるということになる。

print
いま読まれてます

  • トランプ氏の弾劾裁判は、バブル崩壊のトリガーとなるのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け