元陸自幹部が指摘。今の北朝鮮は第2次大戦前夜の日本と重なる

 

次に、我の見方は日本のメディアの流す通り。「北朝鮮ミサイル問題」に尽きる。北朝鮮にとって、米韓軍事演習に対抗する手段は、この「ミサイル発射」しかない。しかも、ミサイルでなく、「ロケットに過ぎない。最新の「ICBM」と日本メディアで報道した金星15号も再突入技術もなく、大気圏でバラバラに燃えつけたシロモノ。その高度な部品は、日本が指摘もできない治外法権の横田から平壌の定期便で送られていると私は見ている。

そして、大事な鳥瞰図的観点に立つと様々な真実が見えてくる。まず、現在の米韓共同演習には、日本の基地から75機が参加している。主要なところでは、岩国基地からの複数のF35B、嘉手納基地からの6機のF22、複数のF15等である。日米地位協定により、日本国民の意思に関係なく在日軍は、日本内外のどこでも展開できる。国境を超えて攻撃もできる。つまり、米軍の戦時植民地国家・日本である。

さらに、もっと高い鳥瞰図的見方をすれば、「北朝鮮ミサイル危機」の度に、日本から米国へ海を超えて、税収された日本円が流れていく…。さらに、地上戦にはならなくとも、爆撃や巡航ミサイル攻撃ともなれば、瞬時に大量の武器弾薬が消費される。かつての日本海軍のように、捨て身の韓国侵攻による第二の朝鮮戦争になれば、少なくともソウルまでは被害が及ぶだろう。でも、結局儲けるのは産複合体であり、戦後復興で儲ける世界の大企業体…。その時には、地球が支えきれなくて、この文明も天変地異等でジ・エンド…。

もうそろそろこんなバカな体制に気づいてもいいのではないか。その気づき、「和も持って貴し」を日本人が広めなくて誰がひろめようか…。

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【著者】 池田整治(元自衛隊陸将補) 【発行周期】 ほぼ週刊

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