休暇中のメール自動削除、山ごもり…極端すぎる働き方改革が話題

shinmai20171214
 

日本ではかねてから過労死や過労自殺が問題視されてきましたが、無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』によると、欧米を中心に「つながらない権利」が浸透し始めているそうです。この動きが強い力を持つようになれば、日本でも多くの企業が「働き方」についての考えを改めることになるかもしれません。未来を大きく変える可能性を持つ「つながらない権利」とは、一体どういうものなのでしょうか。

つながらない権利

最近は、インターネットや通信技術の発達で、いろんな働き方ができるようになってきた。在宅勤務、テレワーク、多様な働き方とか、働き方改革とか、国もいろんなことを言っている。

まもなく、今年も終わる。そろそろカレンダーとともに年末のごあいさつに伺うタイミング。今年、お届けしそびれた情報を見直しするため、毎月購読している月刊誌の記事を再読していて広がった話題だ。


大塚 「ビジネスガイドに半年ほど前、『つながらない権利』って言う記事があったんですけど、読みましたぁ?」

深田GL 「あぁ、ざっとはね」

E子 「『つながる権利』じゃなくて、『つながらない権利』ってなんだろって思って読んだわ」

新米 「ですよね~。僕もそう思って見てみました」

E子 「最近は、『勤務間インターバル制度』を導入しようって動きは出てきているわね」

大塚 「過重労働対策から、国も言ってますもんね。労災保険が原資の助成金もあります」

E子 「うん、うん。そういう意味では、日本でも勤務だけでなく、休日・夜間のメール自粛を促す企業が出てきてるってことよね」

大塚 「情報によると、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社では、2016年4月から、勤務日の午後10時以降と休日に社内メールの自粛が呼びかけられているそうです。緊急案件は対象外だそうですが」

深田GL 「24時間営業の会社は別として、うちの事務所みたいな営業時間帯の事業所は自然にそうなってるけどね」

E子 「そうね。終電までには帰ってねなんて残業どころか22時以降の残業もここ10年はないし、休日出勤もないもんね」

所長 「みんなのおかげだな。中央市場のお客様があったときは、担当者が夜中の2時や5時に電話してくれていたこともあったみたいだけどね」

新米 「夜中の2時?」

所長 「そう。その事業所では、2時が始業時間だったんだ。そのときの担当者は、早急に連絡とりたいときは、自宅からだけどその時間を待って連絡したことがあるって言ってたな」

新米 「ありゃぁ~」

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