日本はニセモノによって大きな被害を受けていますが、それは欧米諸国や台湾でも同じです。中国にはニセモノを村全体で生産しているニセモノ村もあります。地方の公安や警察に取締を要請しても、逆に警察に大金を要求されることもあります。日本人がニセモノをやめろと要求すれば、日本人が箸を使えるのも漢字を使えるのも、すべて中華文化のおかげなのだからパテント料を払えと言い返してくるのだから始末におえません。
ニセモノの中でも、最も悲劇的なのは偽薬です。死者が出る例も少なくありません。偽薬が出回った世界各地、ことにアフリカ諸国では死者が続出したという話もありました。
中国にとって、ニセモノやパクリといった手法は、すでに人々の生活の中に根づいて根を張っています。朱鎔基元首相はかつて、「中国では何でも嘘で、ニセモノでないのはペテン師だけ」と言いましたが、伝統文化だからいつまでたってもなくならないのです。
今回のまとめ
- 中国でまたも偽装食品会社が摘発、日本には現在も極めて不衛生な加工工場で製造されたり、危険な薬品まみれの食品が大量に輸入されている
- 警察や公安に取締を求めても、逆に大金を要求されることも
- ニセモノやパクリはもはや中国の伝統文化として人々の生活に根を張っており、いつまでたってもなくなることはない
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『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実』(2017年12月12日号)より一部抜粋