どうしてそんなに悩むの?葬式へ来た人にどう語られるかが人生だ

shoon20171222
 

もっとお金が欲しい、出世したい、英語を話せるようになりたいー。人の願望というのはひとつ叶えても次から次へと別のものが出て来るもの。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナーなどで多くの人に伝えている無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんも、かつてはそんなことを繰り返して疲れ切っていたそうですが、視点を変えた途端、人生がガラリと変わり好転したそうです。今回は特別に、そのコツを明かしています。

願望のポイントが変わると人生が深くなる

最近、非常に刺激を受けた本がありまして、これって私がここ数年なんとなく感じていた、人生に関する考え方と一致するなと腹落ちしたんです。

あなたの人生の意味──先人に学ぶ「惜しまれる生き方
デイヴィッド・ブルックス 著/夏目大 訳 早川書房

この本なんですが、この本では、生き方をアダム1とアダム2に分類しているんです。アダム1というのは、自分がセットしたゴールのために戦略を立てて、努力し、苦難を乗り越え、困難を解決し、最後は自分の願望を達成する、そういう生き方です。これはこれで美徳ですし称賛されるものです。

ところがこれとは違う美徳があるとこの本の著者はいうわけです。アダム1を履歴書向きの美徳というなら、こちらは追悼文向けの美徳というべきものです。この表現はセンスがありますよね。

あなたのお葬式で参列者が故人であるあなたをどのような人間だったと表現するか。そこではあなたが生前手にした富や名誉、地位や権力が語られることはありません。ここではむしろ、あなたがどのような生き様を送った人間だったのか、というどちらかというとあなたの内面にフォーカスが当たるはずです。

このアダム2の美徳をゴールに生きた人たちの物語が語られるのですが、個人的にはこのアダム2の生き方こそ、ここ数年で私がゴールにおいている生き方なんです。

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