NYの移民と話せば、日本に生まれただけで人生はイージーモード

 

そんな街から来た僕に、「TOEICで何点とったら渡米しようと思ってます」「NY行きたいけど、まだLとRの発音の違いに自信がないんっすよね~」と相談に来る日本の若い世代が後を絶ちません。もちろん留学する便宜上、大学によって必要なTOEFLのスコアなりがあることは理解できるけれど、逆を言えば「テストの結果次第」で変わる人生を歩もうと思っています、とも聞こえます。

その都度、カルロにこのことを話すとなんて言うだろう、と、その日以来考えるようになってしまいました。(その前に、ヤツはTOEICの存在自体知らないんだろうけれど)

やっぱり日本は足のつくプール(しかも、ちょっと気持ちいい温水プール)。弱火でコトコト煮込まれて気づけば死んじゃうカエルになる前に自力で行動すべきだと思わずにはいられない。

もちろん、内戦や貧困が顕著な国と比べられても想像つかない、実際の日本はそうではないのだから、という気持ちもわかります。

でも、世界はこうなんだということを、知っていると知らないでは大きな違いなのではないかと思います。行動して失敗したところで今の日本で死ぬことはない。地雷を踏むことはない。そう思えば、飛び出しやすくなるのではないでしょうか。

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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