「お店の立地もまぁまぁで、味は保証つき、それなのにお客様が全然増えない」というお店は、ターゲット設定に問題があるのかもしれません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、今話題の「ペルソナマーケティング」について、わかりやすく解説しています。
ペルソナマーケティング
コンセプトを作り上げるときに、最も大切なのが、「ターゲット」設定。「誰に店を利用してもらうのか」を決め、その人が「どんな時に」「いくらぐらいで」というように考えていくにあたって、コンセプトをつくっていく基盤となるのがこのターゲット。
ただ、このターゲットに対する考え方、最近は変えていく必要があると思っています。
以前は、ターゲットを設定する際に、「20代前半の女性」という具合に、比較的幅広く設定したものでした。しかし、今はよく考えてみると、「20代前半の女性」と言っても、20歳の女性と25歳の女性では今では、ニーズが全く違いますよね。
ということは、「20代前半の女性」とターゲット設定してしまうと、これだけ飲食店の数が多い現在では、ターゲット(この場合、20代前半の女性)にとっては、「ぼやけたお店」になってしまうということです。そのため、僕はご支援先には、「ターゲット像」をより限定し、詳細に、具体化した方が、「より差別化された店つくりができるよ」と話しています。この方法が「ペルソナマーケティング」です。