年金受給者が働いたら年金はもらえない?真相をプロに聞いた結果

nenkin20180129
 

よく「定年後も働くと年金がもらえなくなったり、減額されたりする」という話を耳にしますが、これにはどのような条件があり、減額となってしまった場合、どのくらい減らされてしまうものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、事例を紹介しながら「年金停止額」についてわかりやすく解説してくださっています。

年金受給者となった後も働く場合の年金額の停止の流れ

今日は年金を貰いながら働く場合は年金が停止される場合がある「在職老齢年金」についてです。働いたら年金をカット(停止)するなんてけしからん! ってよく反発のある制度ですが、元々は老齢の年金というのは退職して引退した時に支給されるものなので、年金貰うようになっても現役で働くなら停止しますよというものです。ちなみに年金で言う働くというのは厚生年金加入中を意味します。だから個人でいくら働こうが年金は停止されない

またよく、財政が悪化したからこんな制度が出来たんだとも言われますが、昭和40年から既にあった制度ではあります。仕組みは今とは異なるものではありましたが…その人の給与(標準報酬月額)に対して、何割の年金をカットとかそんな形だった。

ただ、働いたからって全額停止してしまうと酷なので、その人の給与(標準報酬月額)や直近1年間に貰った賞与(標準賞与額)の合計を12で割った額と老齢厚生年金月額を足した額が一定額を超えると停止がかかってきます。

というわけで、この在職老齢年金を見ていきましょう。

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