経営者たるもの「儲け」を気にするのは大事なことですが、そのことばかりにとらわれているタイプに儲かっている人はいない、と言うのは無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さん。では一体、どういう経営者が売上を伸ばしているのでしょうか。もちろんその答えも記事中に記しています。
流行りを追いかけるのか?それとも、本質を追求し深堀するのか?
「どんな業態が今は儲かりますか?」
「今、売れる、儲かる業態は何ですか?」
コンサルタントをやっていると、よくこんな質問を受けます。経営者は誰しも「儲け」が大切ですから、ある意味「一生懸命に経営のことを考えている」とも言えるのですが、こういう人に限って「儲かっている」人を僕自身はあまり見たことがありません。きっと、「売る」こと「儲ける」ことが目的になってしまっているから、ではないかと最近つくづく感じるようになりました。
「売れている」「儲かっている」経営者さんに、誰しも共通することは、経営の目的が「売上を上げること」「利益を上げること」ではないということ。みなさん、「お客様に喜んでいただく」ということに愚直なまでに取り組んでいること。
反対に、「売上をとにかくあげろ!」「儲からないと話にならない」とばかり部下に話したりしている人ほど、一時「売れている」「儲かっている」ときはありますが、それが長続きすることはほとんどないようです(あくまで、僕がこれまで知り合った社長さんに限ったことですが…)。
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