明日仕事を失ったら?「ヤバい!」と答える人の部下が育たない訳

shutterstock_652416085
 

明日会社が無くなったら、あなたはどうにもできず途方に暮れますか? それとも、今のスキルあれば何とかなると考えるタイプですか? 今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、倒産や独立と縁がない人でも持つべき「プロ意識」について記しています。

明日会社が無くなっても

「自分には起業なんて無理だし、長年この会社でやってきたので、今さら違う職場なんて考えられない」

以前、クライアント先の営業部長がそんなことを口にしていました。こうした言葉が口を衝いて出てくるというのは、

  • それまでに培ってきたものに自信がないのかどうなのか
  • 退職までの残された時間さえ無難に過ごせたらいい
  • 長年お世話になった会社を裏切れない

どういう考えなのか、真意は定かではありません。いずれにしろ、部長や課長などの管理職であったり指導する立場にいる人間がこうした志向でいる会社の業績はあまり良くないか右肩下がりになっていく、というのが現実です。別に何か新しいことをはじめたり、起業しなきゃいけない、転職しなければならない、ということではなく、会社に活気が生まれてこないのです。

万が一、明日、会社が突然倒産したとしても、「自分のやってきたことを信じて食うに困らないくらい仕事はできる」というくらい強い信念を持って励んでいる人ほどプロ意識があり、そのことを自覚しています。そうした強い意思が、人を育て会社を発展させているので、会社に活気が生まれます。

print
いま読まれてます

  • 明日仕事を失ったら?「ヤバい!」と答える人の部下が育たない訳
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け