Aは、褒めているのですが、その理由がありません。褒めている理由が明確ではないので、正直誰に対しても同じことが言えてしまいます。とすると、お客様からしても、普遍的でしかない褒め方なので、お世辞に聞こえやすくなってしまいます。
反対に、のB場合は、褒めている内容に具体的な理由が伴っています。このパターンでは、お客様のメイクを引き合いに出し、具体的に似合う理由を伝えながら、褒めています。するとお客様からすれば、「私だから褒めてくれている」と、自分だけの特別感を感じやすくなり、褒められている内容に関して嘘臭さを感じません。
簡単に言ってしまえば、「この人(お客様)だから」という理由があることで、褒める行為に真実味が増すのです。この違いを頭に入れておくだけで、褒め方が大きく変化してきます。
ただ単に「似合ってますよ」ではなく、「〇〇だから似合ってますよ」。「すごいですね!」ではなく、「〇〇だなんてすごいですね!」。いろんな褒め方はありますが、具体性があることによって、その褒め言葉は相手に伝わりやすくなります。
どんな具体性で褒めれば、嘘臭く感じないか? いろんなパターンを研究してみてください。
今日のおさらいです。
- 褒める時は、具体性を持った言葉で褒める。
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