地下鉄サリン事件から23年。麻原死刑囚の三女に会って感じた事

 

番組では、麗華さんがオウム事件について、さらにはオウム関連の裁判がすべて終わったことをどう受け止めているのか?

今、どういった仕事をしているのか?

アレフひかりとのつながりは?一切ないと断言しています)

5歳で“アーチャリー”というホーリーネームをつけられ、その後生きてきたオウム真理教の世界はどういうものだったのか?

その教祖である父親は、どういう父親で、何を思うか?

こういった質問に加え、一連の事件に関する厳しい質問も相次ぎました。

そのひとつひとつに、丁寧に、自分の言葉で、彼女は必死で答えていました。

彼女はどこにでもいる普通の30代の若い女性で。時折、浮かべる人なつこい笑顔。

でも、彼女が発する言葉は、そのすべてが普通の若い女性であれば、決して口にすることも、考えることもない言葉ばかりでした。

裁判では結局、なぜ、普通の青年たちが凶悪犯になってしまったのか?

なぜ、オウム真理教が史上まれに見る凶悪集団に変質していったのか?

いくつもの事件は麻原彰晃の指示のもと行なわれたか?

それとも一部の幹部たちによって実行されたのか?

そのすべてが明らかになっていません。なにひとつ明らかになっていない。

ただひとつ私にとっての「事実」は、世間から危険視された“アーチャリー”が、私の目の前にいて、彼女と会話をしているという事実です。

情報は世間にありふれています。その情報を読むと、いろいろなことを知ることができます。

でも、それは知ったつもりになってるだけ。

面と向きあって会わないとわからないことが山ほどある

実際に会うことの大切さを改めて痛感しました。

そして、私なりにひとつだけ明らかになったオウム事件の事実”があります。

でも、それはここには書きません。

なぜなら、それはこれを読んでいるみなさんひとりひとりに考えてもらいたいからです。

 

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年2月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』(2018年2月28日号)より一部抜粋

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