NYでも「おひとりさま」がブーム。一人旅に最適なスポットは?

 

「ジョギング」というと、すぐに「セントラルパーク」と思われがちですが、実は、セントラルパークって、結構、丘があって、アップ&ダウンもあり、舗装されていない道もまだ点在し、走り慣れていないと意外とハードな上級者向け、と、プロの「ジョガー」から言われています。

実はニューヨーカーに根強い人気のマラソンスポットはハドソン川沿い。上は59丁目から、下は「自由の女神(StatueofLiberty)」が一望できるバッテリーパークまで、片道およそ10キロのコース。 早朝から夜中まで多くのランナーが走っています。

天気のいい日は、とにかく真横のハドソンリバーが気持ちよく、ジョギングしない人も、歩いてみてください。 散歩コースとしても最高です。

ちなみに、以前、本業でラルク・アンド・シエルのHYDEさんにインタビューした際、NY来たら、必ず、足を運ぶ場所、という質問に、「半日、ここをぼーっと歩くのが好き」とおっしゃってましたよ。

おひとりさまの観光スポットにおすすめ!空中公園「ハイライン」や美術館

廃止された鉄道路線を廃線跡公園として再設計され2014年にオープンした「ハイライン(HighLine)」。 いまやガイドブックにはかかせない観光スポットの一つで、年間500万人もが訪れるそうです。 全長2.3キロもある空中公園なので、人で賑わう週末に行ったとしても、そこそこのんびりできます。
何よりもミッドタウンの雑踏を離れて、リフレッシュするにはちょうどよいサイズだと思います。 至る所にベンチや座る場所があるので、ボーッと人間ウォッチをしたり、公園を挟んでそそり立つ建物ウォッチングをするのも、ニューヨーカーらしい過ごし方といえます。
ビジネス街にはなく、ビジネス街から歩いていけるということもあり、疲れたサラリーマンはふらっと寄ってボーっとしているのをよく目にします。 まさに「お一人様用公園」です。
そして、外せないのが、美術館。 山手線がすっぽり入るぐらいの大きさのマンハッタン内に「メトロポリタン美術館」や「自然史博物館」、「MoMA」、「グッゲンハイム美術館」などなど、世界的に超メジャー級な博物館や美術間が80以上も点在します。 もちろん個人オーナーによるギャラリーの数を入れたらその数は未知数。 文字通り、数えきれません。
そのひとつ、ひとつが、一週間ですべて観終われないほどの展示数を有します。

以前、本業でインタビューさせて頂いた、ブリタニカ世界第2位営業成績の和田裕美さんが、「この美術館巡りだけで、この街に10年住む価値がある」と言ったことを覚えています。

ちなみに、よく日本の美術館、博物館で【本場NYのメトロポリタン展!開催】とかやっていますが、この中の1点か2点だけを運んできて、開催する場合が多かったりします。 で、大行列で鑑賞に時間制限があったりします。 こっちの美術館は割と空いているので、ゆっくり鑑賞できます。
とはいえ、限られた貴重な滞在期間で、可能な限りの世界的美術品や、展示ものに触れたいのであれば、やはり、行動に自由がきくひとり旅の方が向いていると思います。 同行者に気を遣いながらの鑑賞ではなく、心ゆくまでひとりでじっくり見ることができます。

まだまだオススメの“おひとりさま”な過ごし方はありますが、それはまた次の機会に。 

image by: LEE SNIDER PHOTO IMAGES / Shutterstock.com

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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