米朝会談を独断したのにトランプを歓迎。安倍総理は正しいか

 

中国の立場は、

  • 核の寡占体制(=NPT体制)を守るため、北朝鮮の非核化に賛成
  • 中国の「緩衝国家」北朝鮮を守るため、戦争に反対

です。トランプと金が交渉し、

  • 北朝鮮の非核化
  • 北の体制保証

が実現すれば、中国にとって、まことに都合のいい状況になります。3月11日AFP=時事によると、トランプさんは、習に激励されたことを、大変喜んでいたようです。

5月末までに金正恩氏と会うという提案を受け入れたトランプ大統領の決断は驚きをもって受け入れられた。9日にアジア各国の指導者らと電話会談したトランプ大統領は10日朝、ツイッター(Twitter)に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は「米国が(北朝鮮の核の)問題を不吉な別の選択肢によるのではなく外交的に解決しようとしていることを高く評価している。中国は助けてくれている!」と書き込んだ。

習近平は、アメリカが戦争ではなく、対話による解決を目指していることを高く評価した。それで、トランプさんは、「中国は助けてくれている!」と習を褒めました。

中国は、一方で北朝鮮の体制を支えながら、もう一方でトランプを支持し、結果的に、習はトランプに称賛されている。最近習が「終身国家主席」への道を開いたこと、完全スルー状態です。

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