「ストレス」と聞くと、どうしてもネガティブなイメージで捉えてしまいがちですが、それが「長生きの秘訣」になるとしたら…? 今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、先日亡くなったホーキング博士が「余命宣告」を数十年上回る年月を生き抜くことができたひとつの要因に、「ストレスの捉え方」があるのではと記しています。
ホーキング博士はなぜ病気に打ち勝ったのか?
宇宙研究で有名な、スティーブン・ホーキング博士が亡くなられたというニュースがありました。享年76歳。
ホーキング博士は、21歳のころに、ALSこと「筋萎縮性側索硬化症」という難病にかかりました。こちらの病気、亡くなる方も非常に多く、3年生存率が約半数くらいで、ホーキング博士自身も「5年は持たないだろう」と言われたそうです。しかしその後、病気の進行は奇跡的に非常に遅くなり、博士は76歳まで生きられました。
この明確な理由は不明です。しかしながら、このヒントとなる調査があります。
ストレスがある方が長生き?
2013年のスタンフォード大学での研究では、「ストレスがまったくない人に比べて『ストレスが多いが、それを前向きに捉えている人』は、寿命が長い傾向があった」ということが分かっています。くわえて生活に対する幸福度も高く、人生を前向きに明るく生きていることが多かったのです。
実際、博士は宇宙研究という壮大な分野に挑み、偉大な業績を上げました。
病気というストレスがありながらも、この困難な分野に立ち向かい、前向きに人生を進んでいることによって、結果的に寿命が延びた…と考えることもできるのではないでしょうか。
それだけが原因ではないかもしれませんが、一つのヒントが隠れているように思います。