大阪のプノンペンそばに学ぶ、「何だろう?」で客を呼ぶ方法

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街を歩いて異質なものを見つけると「何だろう」とどうしても気になってしまう…、そんな経験はありませんか? 今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、大阪のあるお店を例にあげその「何だろう」の利用方法を詳しく紹介しています。

「何だろう?」で、注目を集めろ!

あなたのお店の“売り”は何でしょうか。品質? 価格? 接客?

もちろん、それらも充分に“売り”となる要素です。しかし、そんなお店はどこにでもあります。余程突出したものでなければ、他店との差別化にはなりません。では、どのような“売り”があれば、激しい競争に勝てるのでしょうか。

他店にないものを売る」「他にないお店になる」。

無能なコンサルタントが言いそうなことを書きましたが、間違っているわけではありません。理想ではありますが、容易ではないため、あまり言わないだけです。他にないものを売っていれば、当然注目を集めますし、その価値を認める人が増えれば、お店として永続が可能な状態となります。

大阪堺に「プノンペン」という飲食店があります。そのお店のメニューは1つ。「プノンペンそば」。トッピングやご飯はあるものの、たった1つの料理で勝負しています。

元々は町中華のお店としてオープンしたのですが、後に「プノンペンそば」が誕生。店主が子どもの頃に食べていた、カンボジア人屋台のラーメンをヒントに、オリジナルで創作した料理です。カンボジア人がやっていたというだけで、カンボジアにこんな料理はありません。杓子菜、セロリ、トマト、唐辛子、にんにくを炒め、鶏ガラしょうゆのスープを加え、それを麺に掛けたもの。

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